健康

精神疾患

繊細過ぎて疲れるあなたへ

cc31c07b59564febf3582c0316f51c09-1787105703.jpeg

繊細な人が持つ「繊細さ」は、性格上の課題ではなく、生まれ持った気質の可能性が高い。繊細な人が、「鈍感になる」「気づかずにいる」ことはできない。繊細な人は、むしろ自分の繊細な感性をとことん大切にすることで、ラクになる。私も繊細な部分があります。1人になりたいとよく思います。子供の頃は、よく気づくねと言われていました。これは性格なのかなと思っていましたが、違うようです。

「繊細な人」とは、具体的にはどんな人を指すのか。アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSPという概念がベース。自分の繊細さを克服すべき課題ではなく、いいものととらえる。そこが出発点。「繊細さんが元気に生きる技術」は、繊細さんが生まれ持った力を活かした、繊細さんが幸せに生きるための技術。技術だから、練習すれば誰にでもできるし、上達していく。私は、HSPという言葉はよく聞きましたがよく知りませんでした。自分の繊細さは、克服するべきだとずっと思っていましたが、そうではなくいいものととらえるべきことのようです。生きるための技術という言葉に感動しました。技術だから、誰でもできるということは少し救いになります。繊細さと、上手く付き合っていけたらなと思います。

繊細さんは、周りの人が気づかない小さな変化を感じ取っている。アーロン博士によると、繊細な人と繊細でない人では、脳の神経システムに違いがあるという。また、ハーバード大学の心理学者、ジェローム・ケイガン氏の調査によると、繊細な人は赤ん坊の頃から刺激に反応しやすいそう。繊細さんに必要なのは、「気にしない」という言葉ではなく、気づいたことにどう対処すればいいかという、具体的な対処法。繊細な人は、脳の神経システムに違いがあるとは驚きました。私は、気にしないようにしていた自分を思い出しました。気になり始めるとこだわりを持ってしまうので、無視するようにしていました。でも無視したことが後で気になるという悪循環にあります。子供の頃は光にとても敏感だったので、私は繊細なのかもしれないと思いました。

繊細さんの特徴は、「感じる力が強い」。感じる対象は多岐にわたる。人の感情、場の雰囲気といった人間関係に関するものから、光や音、気温などの環境の変化など、「自分の外側にあるもの」はもちろん、体調や自分自身の気持ち、新しく思いついたアイディアなど「自分の内側で起きていること」もよく感じとる。私は、外部環境で言えば、この人イライラしてるなとか、楽しそうだなとかが、気づきやすいです。あとは先ほども書きましたが、光に敏感です。自分の内側のことで言えば、感情にはとても敏感です。自分が今こう感じてるなとよく心の中で思っています。

感じる力が裏目に出て、毎日疲れてしまう。一方で、「繊細さん」でなければ味わえない「いいこと」もたくさんある。自分の周りにある「いいもの」に気づき、深く味わう。周りのものや、人から嬉しさをもらって身も心もふっくらする。これがいいこと。自分にとって「いいもの」を感じるのも「痛い・つらいもの」を感じるのも、同じ繊細な感覚。痛みであっても心地よさであっても、遭遇すれば半自動的にキャッチしてしまう。痛みやストレスが多い状況では、まわりに「いいもの」があっても感じにくい。繊細さんに必要なのは、痛みやストレスに耐えられるよう自分を作り変えることではない。繊細な感覚をコンパスに自分にとっていいもの・悪いものを見分け、自分に合う人間関係や職場環境に身を置く。自分の本音をどれだけ大切にできるかが、勝負どころ。私は、つらい局面になると、自分が弱いとか甘いとかよく思っていました。もっとストレスに耐えられるようにならないといけないとよく考えていました。しかし、限界が来るとバタンと倒れるように何も手につかなくなるということが多かったです。「いいもの」を探すこともうまくできませんでした。そして、痛みにとても敏感で、PTSDになりやすかったのかもしれません。過去の記憶ばかり思い出してしまい、何も楽しいことを感じられないと思っていました。ですが音楽を聴いている時だけは別でした。今いる世界と別の世界に入ったように感じて、とても心地が良かったです。自分の好きな事をするときは、痛みを忘れられました。これが癒されて、ふっくらするということだったのかもしれません。

「人といると疲れる」のはなぜ?繊細さんは、決して人嫌いなわけではない。心許せる相手と深く話すのは好きだし、家族を大切にしていたりと、人そのものは好き。人と一緒の時間が長いと、苦しくなるのは、ただ神経システムがそのようにできているだけ。感じる力が強く、刺激量が許容量を超えるということ。繊細さんには、ひとりでゆっくりと休める時間が必要。私は、人が嫌いになっていた時期がありました。みんな裏切るし、好きになれない。そんなふうに思っていましたが、昔の親友と話したときに、そうでもないなと思いました。人によるのかなと思っていましたが、確かにこの著者が言うように、深く付き合っている人とはうまくいくのは、人そのもは好きなのかもしれません。あとは、仲のいい友人と居ても、疲れる時がありますが、それは刺激が限界値を超えているからなのだと、理解できました。

魔法の言葉は「とりあえず」。「考えすぎて動けない」「ベストを求めすぎてしまい、動けない」そう気づいたら「とりあえず」を取り入れると、日々の仕事や仕事がスピーディーに進む。何度かやるうちに、「ベストじゃなくても、物事は進む」ことを実感できる。繊細さんが元気に生きていくためには、「こんなにわがままでもいいのかな」と思うぐらい積極的に自分を優先しいてく必要がある。私の場合、この完璧でなくても物事は進むというのは、受験勉強をしているときに気がつきました。むしろ完璧主義だと、できない自分をものすごく責めてしまい、次の日に何もやる気がなくなると言う体験をしました。なので、完璧にできないときには、水族館に行って、自分にわがままにして、休息をとっていました。

繊細さんの悩みの共通点は、相手の感情であれ仕事の改善点であれ、「気づいたことに半自動的に対応し、振り回されている」ということ。逆に言えば、繊細さんが元気に生きるためには、この自動応答を切ることが必要。気づいたときにわずかでも踏みとどまって「私はどうしたいんだっけ?」と自分に問いかけ、対応するかどうか、また対応するならその方法を、自分で「選ぶ」ことが必要。この話を聞いて、私はハッとしました。色んなことに、半自動的に反応していたことがありました。しかし、あれもこれもに反応していたら、キリがありませんし、自分は1人でしかないので、そんなに何もかもはできません。そのときに、自分がしたいことは何なのか考えると、選択と集中で、気持ち的にもラクになるのではないかと思います。

「こうしたい」という本音をキャッチし、自分の本音を大切にすることで、繊細さんのつらさはラクになる。繊細な自分の本音を大切にすることが重要だと気づきました。そして、ラクになれるなら、そうする方がいいと思いました。

繊細さんが刺激から受けるダメージを減らす工夫。感覚を鈍らしたり心を閉ざすのではなく、まずは刺激を物理的に防ぐ。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感に分けて考える。五感のうち「鋭い感覚」から重点的に対処すると効果的。私の場合、夜寝るときに明るいと寝れません。視覚に刺激があるからだと思います。なので、寝るときは部屋の中を真っ暗にしています。こうやって物理的にストレスを減らすことは勉強になります。

試行錯誤しながら、ケアを続け、心と体を大切にするに連れ「心配しなくていいんだな。体の求めに素直に応えていいんだな」と思うようになる。「何でこんなに疲れちゃうんだろう」「もっと頑張らないといけないのに!」と自分に鞭打つ声が聞こえてきたら、心をゆるめるサイン。私も受験勉強中は、もっと頑張らないと!と思って必死に耐えて勉強していましたが、ぷつりとできなくなる経験をしていたため、休まなくてはいけないと身をもって知りました。これは、心をゆるめるサインだったのだなと思います。

人間関係のコツ。繊細さんの感じる力は、人間関係において「相手の感情を察しやすい」「その場の雰囲気を感じる」といった形で現れる。「非・繊細さんとの違い」を知る。自分が当たり前に感じるこの感覚が、本当に「ない」。人間関係の基本構造とは、「表に出している自分」に合う人が集まってくる。素の自分を出せば出すほど、自分に合う人が集まってきてラクになる。あたたかい人間関係を作るには、苦手な相手をきちんと嫌って遠ざけることが必要。私は友達が「非・繊細さん」なので、このことが何で気にならないんだろうとよく思います。しかし、これはこの人の個性だよなと思っています。自分も素のままでいられる友達なので、自分を出したりすることもありますが、受け入れてくれます。私は、それもお互い様かなと思っています。昔は、苦手な人は遠ざけるようにしていましたので、それは良かったのかなと思っています。

相手の気持ちが「わかる」は、意外と外れている。自分の推測がどこまで当たっているか、確認すると良い。確認すると、「人の考えは案外わからないものだな」「自分の予想は、意外と外れるんだな」と実感できる。自分のせいではない可能性に目が向くようになる。私はこの事を納得できています。この人はこう思っているのかなと思うことがありましたが、実際聞いてみると全然違った経験があります。自分の推測なんてたいした事ないなと思いました。それからあまり深く考えすぎなくなったので、参考になると思います。

この他にも、繊細さん自己テスト、五感別刺激の予防方法、五感別回復を早めるケア方法、「非繊細さん×繊細さん」のパートナーシップのコツ、繊細さんが共通して持つ5つの力、自分の本音を知る3つの方法も書かれていました。

出典(武田友紀『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』株式会社飛鳥新社)