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疲れが抜けないあなたへ

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私が疲れが抜けない時に読んだ本を紹介します。

私は小学生の頃から、「ハァ〜」とため息をつき、「疲れた」と言うのが口癖。親からは、「何もしていないのに、どうして疲れるの」と。でも、息が苦しくため息ばかり出てきて、体もだるくて動くのがおっくう。「疲れているのに、どうしたらいいんだ」という日々。そんな私が大学卒業後も、心理学の研究を続け、日々思い悩む人たちのカウンセリングを進める中で、ふと気づいた。子供の頃の私は、脳を休めていなかったからあんなに疲れていたんだと。脳は年齢に関係なく休める必要がある。私も高校生の頃筆者と同じ事が起こっていました。ため息ばかりついていて、友達に「疲れた〜」と言っていました。でも周りの友達はそう言ったことがなかったため自分だけ努力もそれほどしていないのに、なぜそうなるんだろうと疑問に思っていました。しかし、この本を読んで、私の場合、友達が多かったので、周りの人に気を使いすぎて、脳が疲れていたのかもしれないと思いました。

私たちが抱く「疲れる」のイメージは「力が入らなくて動けない」。ところが、脳の場合は、「スイッチが入ったまま切り替えられなくて動けない」ということ。例えば「スマホを見るのをやめられない」となるのは、頭の中で行動を切り替えている〈前帯状皮質〉が活発に。〈前帯状皮質〉が正常に働いていれば、スマホを見ていても「もう寝よう」と、次の行動に切り替えられる。動画を見るのをやめられないのは、「不快なこととかイヤなことを忘れたくて動画で癒されていたいから」ということもある。こちらが問題。〈前帯状皮質〉は、痛みや不快な感情を制御するところでもあるので、活発になる程制御できなくなり、ますます不快に悩まされ、その状態から逃げるために、さらに動画を見続けることに。動画を見続けると炎症が悪化して、〈前帯状皮質〉が活発になり、「脳の疲れ」になる。私の場合も、大学に行っているときに、お風呂でショート動画を見始めたたら、止まらなくなり、気づいたらお湯が冷めるまでずっとショート動画を見続けていたことがありました。あれは、スマホを見るのがやめられなかった状態にあったのだと思いました。大学を休学している今は、そういうことはありません。大学での勉強や人間関係などが不快な事(ストレス等)になっていたのかもしれないと思いました。それは、前帯状皮質が活発になり、脳が炎症を起こし、ますます不快感に悩まされてしまい、ショート動画を見るという自分の行動を自分で制御できなかったのだと思います。もう寝ようとなっても、布団の中でショート動画を見続けたりしてもいました。その時は、脳が休まっていなくて、授業中少し疲れたりもしていました。

ボーッとしているときは、何も考えず脳が休まっていると思われるが、未来や過去のことを思い巡らし、脳の〈後帯状皮質〉が活発に。〈後帯状皮質〉が活発になって白昼夢状態に入ると、脳全体が活発になり、すごくエネルギーを消費し「何もしてないのに疲れた」となる。私の場合は、過去のことなど思い出したくないので、ボーッとする時間をつくらないように常に何かするようにしています。しかし未来のことも考えなくてはなりません。これは良くない事なのかもしれないです。

本書では、「制御しにくい脳」を上手に手懐けていく。

無数のY字路で脳は進む道を選んでいる。「右に行く」という興奮性ニューロンが活発になっているときには、「左に行く」という興奮性ニューロンも同時に活発に。また、そこには同時に「右へ行かない」という抑制性ニューロンも、「左へ行かない」という抑制性ニューロンも存在。つまり、Y字路で、「行く」という興奮性ニューロンと、「行かない」という抑制性ニューロンが拮抗すると、どっちに行くか決められないので、脳が休まらない。二つの興奮性ニューロンが拮抗して脳が休まらないと、疲れから炎症が起こる。そのせいで興奮性ニューロンは活発化し、炎症はさらに悪化。質のいい睡眠を取れたら、脳の炎症は治っていくが、脳が休まっていないと脳の炎症のせいで朝起きても疲れた感じが残る。私は、脳の中で葛藤が起こると脳の疲れが取れずに、疲れた感じが残るということかなと思いました。私は無意識に葛藤しているのかもしれないと思いました。何か葛藤があるかなと思ってみると、大きな葛藤といえば、休学している今これから先の未来をどうするのかについてです。大学に戻りもう一度医師を目指して勉強するのか、それとも別の道に進むのかです。小さな葛藤で言うと、昔あったのはどの科目を優先して勉強するかでした。苦手な科目をやるべきではあるのですが、得意な科目を伸ばすことも考えると、どちらか選ばなければ、何も手につかないことにもなります。私は、予備校に通っていたので、そこで出た宿題を順番にこなすことを優先しました。そこで葛藤はなくなり、少し楽になりました。

ねばならない縛りを外して、それでもいいとする。抑制性のニューロンを働かせる頭の体操をする。「不快なネット情報を見たくないのに見てしまう」ときは、「不快なネット情報を見てもいい」と心の中でつぶやく。そして逆の「不快なネット情報を見なくてもいい」とつぶやく。興奮で凝り固まった頭をゆるめる。「〜しなければならない」が強いと脳は疲れる。「うまくやれても、やれなくてもいい」と脳の葛藤に抑制をかけると炎症が消えていく。炎症には、疲れを感じさせて怒りや苦痛を感じさせる力がある。これはとても良い話を聞きました。脳の仕組みから言って、逆の発想を心の中で言うことによって、抑制性のニューロンを働かせることができるようです。スマホでショート動画を見続けている時でも動画の終わりはあるので、スマホばかり見てしまっていると思う時はありました。そんなときには、スマホを見ても良いと、スマホを見なくても良いと心の中でつぶやけば、脳のコントロールを取り戻せるのかもしれないと思いました。昔、勉強をやらなければならないというときもありましたが、やれなければ本を読むと決めていたので脳が休まっていたのかもしれないと思いました。

ストレスが記憶力を低下させる。記憶力が低下しているときは、記憶を整理する脳の〈海馬〉になんらかの問題が起きている可能性がある。「思い通りにならない」というストレスがかかった時、脳ではストレスホルモンが分泌される。でも〈海馬〉には、ストレスホルモン受容体が沢山ある。ストレスホルモンを長期間浴びると、〈海馬〉のニューロンの可塑性(外から力を加えて形を変えたとき、力を取り除いても元の形に戻らない性質)が低下。すると、新しい記憶の形成や想起が難しくなる。さらに過剰なストレスホルモンを浴びると、ニューロンが損傷して細胞死を起こす。記憶力が低下している時は、「海馬を大事にしよう」とストレスを和らげる必要がある。そのためには、楽しいことを自分にやってあげる。自分にダメ出ししたくなったら、脳の中に炎症が起きている証拠。そんな時「よくやっているよ」と言葉だけでも自分を褒めてあげると良い。私は今統合失調症を患っています。そうすると幻聴が話しかけてくるストレスがあります。母からは、記憶力や理解力が落ちていると指摘されています。友達との会話でも自分の記憶力が落ちていることを実感しました。幻聴を減らさなければ、どうにもならない状態ではありますが、幻聴が小さくなる瞬間があります。それは、動画を見ているときです。これは初期からそうでした。幻聴が勉強の邪魔をしてきていたのですが、動画を見ている時は何も聞こえませんでした。それが脳の休まる時でしたので、よく動画を見るようにしています。この本のように、海馬を休めなければならないです。そして、自分が努力したことについては、周囲からは、そんな程度のことかと言われるかもしれませんが、自分の中でよくやったねと自分を許しています。これも自分を責めなくなるので、効果があります。

なぜ人の気持ちを探り、応えようとするのか。「受け入れられたいのに、受け入れられない」状態が続くと、興奮を静める脳の機能が下がり、興奮が続く。すると、相手の気持ちを考えることが止まらなくなり、相手から拒否されたり、冷たくされたりするほど、その気持ちに応えようという脳の興奮が高まり、考えることをやめられなくなる。「この人に何かしてあげなければ」と思ったときに、「これって私の不安や恐怖からきている」と気づくだけで白昼夢に入らずにすむ。相手の気持ちが手に取るようにわかっているときには、「あー、脳が疲れてるんだ」と気づいてあげれば、相手との心理的な距離が適切に取れるようになる。炎症を抑えるステロイドホルモンは怒ることで分泌されるため、疲れている脳はムカつくネタを探す。「不安や悩みは炎症のせい」と思ってみる。私の場合、家族関係でこう言った気持ちを抱いたことがあります。家族だからわかって欲しいと言う思いがありました。わかってもらえない時は、子供の頃は駄々をこねたり、怒ったりしていました。大人になってからは、無理に受け入れてもらおう等を思わなくなりました。なので、相手のことを考えることが減ったと思います。ただ、好きな人に対しては、今でも期待に応えたいと思うし、受け入れて欲しいと言う思いがあります。それは、心の距離をとる上では、良くないのかもしれないですが、人間同士が恋愛する上で、他人の心の境界をまたぐことは、必要不可欠だとも思います。でも良く考えてみれば、全てをわかって欲しいと言っているわけではない事です。友人関係でもそうですが、一部でも分かり合えれば十分なのかもしれないなと思いました。逆に、相手の全てを理解するなんて無理だと思います。

疲れている脳が癒されるメリットは大きい。頭の中に自分以外の人が登場して、その人とやり取りしているときは、脳が疲れている証拠。「脳内で炎症が起きて疲れている」と気づいたら、一人の時間をつくり、アロマテラピーの香りなどでリラックスして脳を癒してあげるのが良い。「好きなことをやる」時間をつくると、脳の炎症を鎮められる。これは、「仕事をしなくていい」のと同じで、脳の興奮を抑制するから。アロマテラピーと聞いてハッとしました。私は、確かに友人からもらった部屋用の芳香剤の匂いで毎日リラックスしていました。好きなことをやることは、私にとって必要だし、無駄ではないと思っています。昔は無駄なことを一つも残さないことが、合理的だと考えていましたが、トラウマに悩まされてからは、好きなことをする時間を失うと、むしろ心に余裕がなくなるので、合理的ではないと思い返しました。

脳の疲れチェックテストが書かれていました。脳の仕組みについていくつも事例を挙げてわかりやすく説明されていました。脳を癒してくれるアロマテラピーの精油が何種類か効果の説明とともに書かれています。リラックス方法も紹介されていました。ぜひお読みください。

出典(大嶋信頼『脳を休めれば全てがうまく回り出す』株式会社WAVE出版)